平成23年3月11日に発生した東日本大震災により,甚大な被害を受け,学区のほとんどが壊滅状態となった。現在でも困難な状況のなかで官民一体となって復興へ向けた取組が継続されている。震災から11年が経過し,災害公営住宅や高台の住宅団地の整備が完了した。また,道路や商店街の再建も進み,町全体が新しく生まれ変わった。住宅団地や道路がほぼ完成して児童の家庭環境は以前よりも落ち着きを取り戻してきている。令和2年8月に新校舎完成とともに,名実ともに施設一体型小中一貫教育学校としてスタートを切ることになった。施設一体型小中一貫教育学校として一年経過した今年度は,小中連携して取り組んだ昨年の成果と課題をもとに,さらに充実した教育活動が展開できるよう努めている。