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「My Story 2.0」子どもたちの日常×プログラミングの自由な創造のカタチ

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自由画帳に自分で描いた絵を使い、その人物になりきり、役の声を演じ、ペープサートを作るところからプロジェクトがスタートする。そこに、アトリエスタが介入し、自分たちが描いたペープサートをモチーフに自分たちのオリジナル絵本を作ろうと、絵本作りが始まる。『いつ、どこで、だれが』というそれぞれのキーワードのくじを引き、出た言葉や、動物から物語を広げていく。7月前くらい、文字が書けるようになってきた事で、絵本作りに興味を持つ子が多く、活動に集中して取り組めるようになっていく。8月頃子どもたちが自作の物語「らいおんのろーるけーき」とタイトルが決まる。しかし、絵本の絵を描こうとするが、ロールケーキの作り方が分からず、どうしよう?と悩んでいたが、本物を見たら描けるかも!という気持ちが芽生えてきた。

 

園内のカフェでお菓子を作っている事を知っている子どもたちは、カフェの先生に話をしに行く。実際にロールケーキを作った時に、後日見返せるようにと、 iPadの動画や写真機能を活用し撮影する。その動画を振り返りながら、「ライオンのロールケーキ」の絵本作りが本格的にスタートする。果物の色や、動物の大きさ、実体験から得たオーブンの熱さなどを絵の具の色使いや表現にこだわりながら完成した。9月頃、絵本が完成し満足したようで、そこからの展開はあまり見られなかったが、ある日の対話を通して、クレープ作りをしている子が居ることを知る。自分たちはカフェでロールケーキを作り、「ライオンのロールケーキ」という絵本も作った事を思い出し、その時の事を振り返りながら、クレープ作りの子達とも話し、共有するようになる。10月頃、iPadのアプリにも触れる中で、動く絵本は作れないのかな?と考えるようになった。スプリンギンを使用し自分で操作し、ゲームを作っている子の様子を見ていた事もあり、『これなら動く絵本が作れそう!』とひらめく子が現れる。「ライオンのロールケーキ」の絵本と同じように作ろうとするが、絵を描いたり、動かしたりなど工程が多く、難しく感じた。もう少し簡単な絵本からやってみようと、本棚から作れそうな絵本を探し、「せんろはつづくまだつづく」を真似て作ることとなる。汽車の絵は自分で描くのではなく、インターネットの画像を使用して作るなど工夫し、動かす技術を習得することを目指して作っているようだった。1月頃「せんろはつづくまだつづく」が完成した事で、自信がつき、「ライオンのロールケーキ」も同じように作ることになった。絵を間違えても、描き直しが何度も出来る事が嬉しかったようで、繰り返し行なっていくうちに、絵の完成度も上がっていった。子どもたちにとって日常の中にある絵本が、非日常的な”動く絵本”となることに喜びや達成感を感じられるプロジェクトと発展しているようだった。

目次

実施風景

地域
タイプ
参加形態
team名

4-year-old class

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