沖縄水産高校は、沖縄本島の南にある糸満市にあり、学校のすぐ横には糸満漁港がある環境です。海洋技術科では、船乗りになるための勉強をしています。実際に大型の実習船「海邦丸」に乗って4週間の航海実習があり、その中で船員としての業務を実際に体験・勉強をします。
実証事例 Playful steAm Series
水産業に貢献できる水中ドローンづくり
更新日: 2023.02.17
レゴ® マインドストーム® EV3を使用したプログラミング
私たち海洋技術科機関類型では、レゴ® マインドストーム® EV3を使用して、プログラミングを学びました。さまざまなセンサーの仕組みを学び、写真のように、平面上にある線上を光学センサーで自動追尾して移動するロボットのライントレーサーなども学習しました。
これは、手前の箱に対して、1cm以内に停止する。というミッションを行った時の写真です。
スタートから壁までの長さを測り、ロボットの車輪の回転数を調整したりセンサーを使って、勝負をしました。優勝したチームは、なんと1mmという値で歓声があがりました。
そしてプログラミングの集大成として、相撲ロボットの大会をしました。
試合をしながら、ルールを作ったり、プログラミングを書き換えたりと、とても盛り上がりました。こうして学んだ、プログラミングとロボットへの興味を、自分たちの将来の活躍の舞台である海で何かできないかと考えました。
産業に貢献できる水中ドローンづくり
昨年の先輩は、漁業後継者不足で船員が減少している解決策として、水陸両用ドローンを使用したスマート漁業のアイデアを発表しました。そこで今年の2年生は、センサーを使って制御し、水中の画像を分析する魚群探知機能を備えて、魚群を見つけると船に報告する機能をつけたいと考えました。
専門家メンターに相談しながら、データはオンラインでスマホやタブレットで確認し、魚群探知終了後は操縦者の指示で自動で戻る機能をつけることにしました。ロボティクスで学んだことを生かしながら、放課後に水中ドローンづくりに取り組み、令和3年度第3回全国水産・海洋高等学校マリンロボットコンテスト大会では準優勝を果たしました。
これからも海洋産業がより良くなるようなロボットの開発を目指したいです。
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海洋技術科 機関類型 14名 |