EV3を使って何をしようかと考えたとき、山で木の苗を植える植林実習で、シカの食害で山が再生しにくいことを学習したことを思い出し、このEV3を使って食害を防止できないかと考え取り組むことにしました。
専門家メンターの助言もあり、地域の食害状況の把握や対策、困られている地域の方の生の声を聴くための取材などを繰り返し、山での活用から田畑での活用に切り替え研究を進めました。また、シカだけではなくイノシシの被害も多いことがわかり、それぞれの生態も調査しEV3製作に生かしました。
今回製作した猪鹿アチョーは、害獣を傷つけない、自然と人との境界線を確保してくれる、「友愛」をコンセプトに製作し、カタチになったことがうれしいです。未来の農村では、このようなロボットが活躍し、過疎化の進む農村に農林業継続のための助っ人になってくれるのではないかと感じました。この研究で地域の問題解決の新しい発想を私たちは体験できました。今まで吉野材を活用したものづくりを中心に活動してきましたが、その基盤である地域を守る新しい担い手が、ロボットで実現できるのではと考えることができとても良い機会になりました。
実証事例 Playful steAm Series
害獣による食害防御ロボット 友愛の戦士 猪鹿アチョー
更新日: 2022.11.29
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森林科学科地域資源活用班 |