福島大学では「福島型STEAM教育の開拓」プロジェクトのもと、福島大学における基盤的なSTEAM教育の構築、STEAM活動の拠点となる福島大学STEAMラボの設立、地域の学校・企業への持続的な貢献を目指して活動を行っています。その活動の一部として令和３年度に実施した「数学アートプロジェクト」では、Processingを用いた数学アートの制作を通して、コンピュータ・数学・芸術をまたぐ分野横断的な学びを実践しました。
参加学生の多くはプログラミングの経験があまりない、あるいは全くない状態からスタートしました。３チームに分かれての作品制作、少しずつプログラムを改変する「ティンカリング」、デザイン思考ワークショップやSTEAM教育に関する講義、動画を用いた知識の習得、slackを用いた連絡などの試みを行いながら、チームあるいは個人で様々な作品を制作しました。学生の作品は YouTube「#福島大学数学アートプロジェクト」およびInstagram「#福島大学map2021」で公開していますのでぜひご覧ください。
次は音を使ったプログラムを作りたい、福島の特産品である「赤べこ」を作りたい、ということで、令和４年度はさらに活動の幅を広げています。また、参加学生の一部は、「未来の地球学校」プロジェクトの学生メンターとして、参加団体へのメンタリング活動を行いました。生徒さんたちと話しながら、どんなアイデアをどんな風に実現していくか、一緒に考える活動は刺激的でした。教員を目指しているメンバーも多く、今回の経験を実際の教育現場で生かしていきたいと思っています。